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災害ボランティア関係 研修・講座・イベント報告アーカイブ

 

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10月14日~15日 令和4年度若桜町災害ボランティアセンター運営者研修会

 近年、全国各地で大規模な災害が発生しています。大規模災害時におけるボランティアの活動は被災地支援の大きな力となり、今では必要不可欠なものとなっています。このような中、大規模災害時等にボランティアを受入れ、被災地での活動支援を行う災害ボランティアセンターの運営者研修を、去る14日、15日に県社協と若桜町社協の共催で、若桜町公民館で行いました。

 昨今のコロナ禍のような状況や同時多発的な災害により、県外など外部からの支援が難しくなる現状を踏まえ、今年度から、災害ボランティアセンターの運営者を身近な地域で育成し、地元主体の協働型災害ボランティアセンターの運営ができるよう備えるために開催しました。令和元年度に湯梨浜町で開催して以来、3年ぶり。

 地元の若桜町からは、社協や役場職員の他、各自治会、赤十字奉仕団、ボランティア団体、郵便局など地域の関係者から30名が参加し、町外から参加した各市町村社協や圏域関係機関のスタッフ30名とともに計60名が学びを深めました。

 初日は、災害ボランティアセンターの基本について、講義と演習を中心に座学を行い、二日目は、初日の研修を踏まえて災害ボランティアセンターの運営模擬訓練を実施。

 

研修2 研修1

 

 訓練は、大雨による土砂災害で多数の家屋等に被害が出ている状況を想定しました。地元住民を含めたボランティア役、被災者役の参加者が、センターの窓口でボランティア登録や困りごとの相談などを行いました。そして、スタッフ役の社協職員や地域の関係者が、泥だしや家財道具の運び出しなどの作業内容に応じて、活動場所や人数を調整してボランティアを送り出し、予め設定されたさまざまな課題と向き合いながら、センター運営について学びを深めました。

 参加した地域の関係者からは、「災害の一面ではなく、その奥を見られるようになった。」「訓練で実際に体験してみることで分かることがたくさんあった」「訓練を毎年すること!」と言った声が聞かれました。

 災害時の相談では、泥だしや家屋の片付けなどの作業依頼が多く上がってくるが、その先にある被災者の心情を察した支援も求められます。講師を務めた日野ボランティア・ネットワーク代表の山下弘彦さんは、「災害ボランティア活動とは泥だしや片付けなどの特定の活動と決めつけるのではなく、被災者の気持ちに思いをはせ、被災者に寄添う活動であることと理解することが大切。被災した住民が自立的に生活を再建していくための支援、被災した地域の支え合いの力を取り戻していくための支援に主眼を置くことが重要。」と話されました。

 今回の研修では、多くの学びや気づきを得ることができ、今後の体制づくりに向けて大変有意義なものとなりました。

相談している様子 ボランティアマッチング